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カルメルでのクリスマス

クリスマス、というと、イルミネーションやプレゼント、もみの木。

そんなイメージの強いシーズンです。
実際に待降節(アドベント)前にアドベントカレンダーが売り出され、クリスマスまでのカウントダウンが始まったりします。

けれど、本来「Christmas」とは、ChristキリストのMassミサ、を意味し、いわゆる「ミサで捧げられる」キリストの誕生を心を込めて受け取る日、という日です。やがて十字架上で命を捧げるキリストの「人間としての」旅路が始まったのがクリスマス。ついでに、「降誕節」と呼ばれるクリスマスシーズンは1月6日「主の公現」の祝日まで続きます。

なので、欧米のイルミネーションや飾り付けはどこか所謂商業的雰囲気が漂う気がしてなんとも言い難い気持ちになります(笑)

教会には、毎年の笑い話として、カップルが必ずどこかのミサでロマンチックな気分になりたくてでしょうか、紛れ込んでしまって「教会でもクリスマスをお祝いするんだね〜」と言っていた、という話がどこかで必ず聴かれます。確か去年のクリスマス、イグナチオでも見かけましたね、そういうカップル(笑)

ということで。今年、22日から連休だったのを良いことに、私はカルメル会の黙想の家に逃げ込みました(笑)

個人黙想で2泊、クリスマスの夜半ミサに与るために1泊。24日の夜以外食事つき。まったくの沈黙の時間。クリスマスの意味をただ沈黙のうちに黙想し続ける時間です。お聖堂でただじっと、聖櫃の中に居られるイエスと向き合い、またクリスマスの箇所を読み返し、想いを巡らせる。

初めてのクリスマス。今のクリスマスとはまったくほど遠いものでした。厩で産まれた初めての子どもを寝かせるベッドも無く、マリアとヨセフは家畜の飼い葉桶を借りて、布に子どもを包んで寝かせるしか無かった。せめて家のベッドだったらそんなことはなかったでしょう。少しでも寝心地が良いように...と寝かせてあげられたのでしょうが。

そこへ来たのは、羊飼いと東方の三人の博士たち。いずれも当時のユダヤ人からは救われない人々として、蔑視されていた人たちです。羊飼いは、その職業故に安息日を守ることなど、律法を守ることができない民として。東方の博士たちは異邦人として。けれどイエスを見出だし、駆け寄って来たのは「救われない」とされていた彼等なのです。その不思議。自分たちは救われないかもしれない。けれど力あるその方を拝むだけでもしたい。と。羊飼いたちには「今日あなた方のために救い主が産まれた」と言われるので、もしかしたら、彼等は希望を持って訪れたかもしれませんが。

羊飼いたちはその後、自分たちが見たこと、聴いたことを嬉しくて周りに伝えて回るのですが...周りは誰も本気に取る人はいませんでした。ふーん、不思議な体験だったねえ...で終わらせてしまうのです。

それが最初のクリスマスでした。

カルメル会は修道会の中でも「観想修道会」なので、本当に黙想や念祷に重きを置きます。なので今回は、指導司祭との数時間以外は、本当に全く沈黙の中、ただただ想いを巡らせる中で過ごしつつ、そんな最初のクリスマスを思っていました。

その中で何度も何度も思い返すシーンがありました。


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この映画に出て来るシーンです。

ベツレヘムへ上っていく途中。ヨセフはマリアにこう尋ねます。

「マリア、君は怖くないかい?君のお腹にいるこの子は、「神の子」なんだ。僕たちは親として何が出来るだろうか。何も出来ないかもしれない。」

マリアはそんなヨセフにこう応えます。

「怖いわ。私たちには何も出来ないかもしれないもの。」

果たして産まれて来たのは、本当に人間の赤ちゃんと同じ、赤ちゃん。普通に「育てて」行かなければ行けない幼子が産まれて来ます。ここまで小さくなってまで、イエスはこの世に産まれて来た。いずれ捧げられるために。ミサのパンとして引き裂かれるために。

そしてそれを迎えたマリアとヨセフ。特にヨセフは、聖書の中でヒトコトも発しません。「沈黙の聖人」です。

どのようにイエスの誕生を迎えるか。その模範がこの2人にあるように思いました。
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  1. 2012/12/30(日) 12:51:07|
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